焼津市のやいま整骨院です。
こんにちは!今回は、20代女性のぎっくり腰の症例についてご紹介します。
この患者さんは、出張先のホテルで寝起きに腰を痛めてしまい、ぎっくり腰を発症した事例です。
ぎっくり腰は、急に発症することが多いですが、特に慣れない環境や無理な姿勢が引き金になることがよくあります。
症状の詳細
この患者さんは、出張先のホテルでの滞在中、慣れないベッドで眠れず、寝返りを打とうと起き上がる瞬間に「グキッ」と腰に激しい痛みが走りました。
腰の右側に集中した鋭い痛みで、すぐに動けなくなり、立つことさえも困難な状態に…。特に前屈や後屈など、腰を動かすと痛みが増してしまう状況でした。
ぎっくり腰は突然やってくるので、患者さんも驚いていましたが、整骨院での適切な処置で無事に回復へ向かいました。
治療と鑑別診断
ぎっくり腰は一般的に急性腰痛とも呼ばれますが、重要なのは他の病気との鑑別です。
腰痛の原因が筋肉や筋膜の緊張からくるものなのか、または椎間板ヘルニアや骨折などの可能性がないか慎重に確認しました。
今回のケースでは、下肢にしびれや神経症状が見られなかったため、椎間板ヘルニアや骨折は否定でき、筋・筋膜性腰痛が最も考えられる原因でした。
治療では、まずアイシングを行い、炎症と痛みを抑えました。
その後、痛みを和らげるための軽いストレッチと動作指導を行い、患者さんが無理なく体を動かせるようサポート。
さらに、鍼治療で腰部の緊張した筋肉をほぐし、血流を促進して早期回復を目指しました。
自宅でのケア
治療が進む中、自宅でもできるケアをお伝えしました。安静は大事ですが、完全に動かないと筋肉が硬くなるため、適度な歩行やストレッチも大切です。
さらに、姿勢を正しく保つことが腰にかかる負担を減らすポイント。特に長時間座る際には、背筋を伸ばし、腰を支えるクッションなどを使って負担を軽減しましょう。
痛みが少し和らいできたら、温熱療法で血行を良くして筋肉の緊張をほぐすこともおすすめです。
労災が適用できる場合もあります!
今回のケースでは、出張中の仕事に関連した状況で発症したため、労災の適用が可能なケースです。
労災保険は、業務中や出張中に起こった怪我に対して適用されることがあり、ぎっくり腰もその対象になる場合があります。申請には、会社を通じて必要な手続きを行うことが必要ですが、治療費の負担がゼロになるので、ぜひ会社に相談してみてください。当院では、労災対応も行っておりますので、気軽にご相談くださいね。
このように、ぎっくり腰は誰にでも突然起こることがあります。
出張や仕事中に体調を崩してしまった場合も、早めのケアが大切です。当院では、痛みを早期に緩和するための治療を提供していますので、腰の痛みでお困りの際はぜひご相談ください。