📝【症例報告】長距離ランニングによるランナー膝(腸脛靭帯炎)|30代男性の改善例
主訴:膝の外側の痛み、ランニング時の痛み
30代男性。マラソン大会に向けて週5回の練習を続けていたところ、膝の外側に鋭い痛みを感じるようになり来院されました。
痛みは特に走行距離が延びるにつれて強くなり、下り坂や長時間のランニングで顕著に現れていました。
来院時の症状
- 膝外側部の圧痛(腸脛靭帯付着部)
- 走行中の違和感・痛み(特に20分以降)
- ストレッチ後の一時的緩和
- フォームの崩れ(骨盤の左右差あり)
「大会に出場できるように治したい」との強い希望を持って施術を開始しました。
ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?🏃♂️
腸脛靭帯が膝外側の大腿骨と摩擦を繰り返すことで炎症が起こり、痛みを生じるスポーツ障害です。
ランニングフォームの癖、過度なトレーニング、柔軟性の低下、骨盤や股関節の動きのアンバランスが主な原因とされています。
当院での施術内容💆♂️💡
- 手技療法
腸脛靭帯〜大腿筋膜張筋・中臀筋の緊張を緩め、摩擦の軽減を図りました。 - ストレッチ
臀部・ハムストリングス・大腿外側の柔軟性を高め、再発予防を目的に実施。 - 生活習慣アドバイス
ランニングフォーム・シューズ・練習量の見直しを指導。セルフケアとしてフォームローラーの使用も提案。
経過と結果📈
| 回数 | 経過内容 |
|---|---|
| 初回 | 膝の痛みが軽減、可動域が改善。 |
| 2回目 | 短距離ランで痛みなし。練習量を調整して再開。 |
| 4回目 | 長距離ランも可能に。フォームの安定性向上。 |
| 6回目 | 痛み消失。フルマラソン練習に完全復帰。 |
施術は週1回で行い、セルフストレッチとトレーニング指導を併用しました。再発防止のため、臀部・体幹の安定性強化にも重点を置きました。
考察
ランナー膝は、筋バランスの乱れとオーバーユースが主な原因です。
手技療法+ストレッチ+フォーム改善の三位一体のアプローチにより、炎症の鎮静化と再発予防が実現しました。
やいま整骨院では、実際にランニングを行うスタッフがフォーム分析やトレーニング法も丁寧にサポートします。
患者様の声💬
「施術を受けてから痛みがかなり軽減し、以前のようにランニングを楽しめるようになりました。生活習慣のアドバイスもとても参考になりました。」
