ぎっくり腰の対処法
巷でよく聞くぎっくり腰。当院でも悩まれる方がよくいらっしゃいます。今回はぎっくり腰になった際どうしたら良いのかなどをお話してまいります。
ぎっくり腰とは何か
こちらは病名じゃないことをご存知でしょうか。実は急性腰痛症という症状の名称なのです。魔女の一撃と欧米で呼ばれているほどなので痛みは激痛です。腰を捻ったり、重いものを持ち上げたり、体を起こした際に発生することが多いですが、いまだにこのメカニズムは解明されておりません。
ぎっくり腰の症状
冷や汗をかくほどの激痛が走ります。痛みは数日〜十日程度でなくなります。重症になると歩けない、立ち上がれない、寝返りが出来ないなどの症状が現れます。日常生活が難しくなるほどです。発生日から翌日までが炎症を伴う急性期といい、それ以降の状態が落ち着いてくることを慢性期といいます。
ぎっくり腰の原因
- 体が歪んでいる
現代で多いのが長時間のデスクワークをしている、猫背、スマホの見過ぎなどで前屈みになる姿勢不良など、日々の生活が体を歪ませる要因となっています。このように体が歪んでしまうとぎっくり腰になりやすいです。 - 腰への過負荷
重い荷物を持つ、デスクワークなど腰を酷使していると、日々疲労が蓄積してしまいます。そのほかに激しい運動などが筋肉や神経に影響を与えることが原因となります。 - 筋肉疲労
重いものを持ち上げる、中腰になるなど日々の疲労の蓄積があるとき限界を超えてしまうと、症状としてあらわれます。運動不足や栄養が足りない、座りっぱなしのお仕事が多いなどすると筋肉疲労は回復することなく少しずつ蓄積してしまいます。
ぎっくり腰のセルフケア
ここでは自分でできる簡単なセルフケアについてお話します。
急性期は痛みを軽減させる
- 安静にしておく
急性期の激しい痛みのあるうちに動き回ると症状が悪化するので、とにかく安静にしておくのがおすすめです。 - 楽な姿勢を探す
横向きで寝て膝を抱える姿勢が楽なことが多いのでぜひ試してみてください。 - 冷やす
保冷剤をタオルでくるんで10分程度冷やします。もし反対に痛くなるようなら使用をやめましょう。 - コルセット
腰を固定し保護できます。もし反対に痛くなるようなら使用をやめましょう。
慢性期は症状を長引かせたり再発させない
- 温める
入浴などでお湯に浸かることで血行が良くなり筋肉のこりがほぐれます。 - 少しずつ動く
最初は安静にしないといけないのですが、痛みが少しマシになったら無理のないよう動くことが大切です。安静にしすぎると回復が遅れたりするので注意してください。 - ストレッチや筋トレ
筋肉や関節の柔軟性を高めることが必要です。
病院と整骨院の治療の違い
ぎっくり腰になった際どこにいけば良いのかわからない方も多いはず。病院と整骨院の違いを説明します!まず病院は対症療法を行っています。対症療法とは、今起きている痛みに対処する療法です。まずレントゲンなどで原因を探ったり、他の病気の可能性があるかを調べます。そこから湿布や鎮痛剤を処方し、今起きている痛みを軽減させるのがほとんどです。腰の痛みの他に病気があるか不安な方は、一度整形外科を受診するのがおすすめです。
整骨院では原因療法を行っています。原因療法とは原因を改善させる療法になります。痛みの根本原因を見つけ、改善していく療法です。病院に行ってもなかなか良くならない…。何度も症状を繰り返してしまう…。そんなあなたは焼津市にある「やいま整骨院」へご相談ください。