不適切なフォームによるランナー膝(腸脛靭帯炎)|35歳男性の症例報告【やいま整骨院】

📝【症例報告】不適切なフォームによるランナー膝(腸脛靭帯炎)|35歳男性の改善例

主訴:膝の外側の痛み、腫れ

35歳男性。健康維持のためにランニングを継続していましたが、走行距離を伸ばし始めた頃から膝外側の鋭い痛みと軽度の腫れを感じるようになりました。特にランニング後半での違和感、階段昇降時の強い痛みが目立ち、日常生活にも支障が出る状態でした。

来院時の状態と背景

問診・動作分析にて、ランニングフォームで着地時に膝が内側へ倒れ込む(ニーイン)動作が強く見られ、腸脛靭帯への摩擦ストレスが大きいことが判明しました。また、股関節外側の筋力不足や大腿外側の柔軟性低下も影響しており、フォームの乱れと筋バランスの崩れが痛みを引き起こしていました。

来院時の症状

  • 膝外側の圧痛および軽い腫れ
  • 階段の昇り降りで鋭い痛み
  • ランニング20〜30分以降で悪化する違和感
  • 太もも外側・中臀筋の筋緊張と張り

「痛みをなくして、また気持ちよくランニングしたい」という強い意欲のもと施術を開始しました。

ランナー膝(腸脛靭帯炎)とは?

腸脛靭帯が大腿骨外側で繰り返し擦れることで炎症が起こり、膝外側に痛みが生じるスポーツ障害です。ランニング初心者からベテランまで幅広く発症し、フォームの癖・柔軟性不足・筋力低下・オーバートレーニングが大きな原因となります。

当院での施術内容💆‍♂️

  1. 手技療法
    腸脛靭帯に関連する大腿筋膜張筋・中臀筋・大腿外側の硬さを丁寧に緩和。膝の外側の摩擦を軽減。
  2. マッサージ
    筋膜リリースを行い、股関節〜膝外側の動きを滑らかに。腫れの軽減にも効果を発揮。
  3. 鍼治療
    炎症の強いポイントや関連筋に鍼を入れ、痛みの緩和・血流改善を促進。

フォーム改善トレーニング🦵

また症状改善だけでなく再発防止のため、次のポイントを指導しました。

  • 膝が内側に入らない着地の練習
  • 中臀筋・大臀筋トレーニング(片足立ち・ヒップリフト)
  • ランニング時の重心位置の調整
  • 大腿外側のセルフストレッチ

これらのフォーム改善により、走行動作が安定し、膝への負担が大幅に軽減しました。

経過と結果📈

回数 経過内容
初回 腫れが軽減し、痛みが50%ほど減少。
2回目 階段昇降時の痛みが大幅に軽減。
4回目 短距離ランで痛みなし。フォームが安定。
6回目 長距離ランも復帰、痛みの再発なし。

考察

本症例は、不適切なランニングフォームと筋バランスの乱れが主因でした。
施術に加えフォーム改善と筋力強化を行うことで、疼痛軽減だけでなく、再発しにくい身体づくりが実現しました。
ランナーに多い腸脛靭帯炎は、早期にケアをすれば競技復帰もスムーズに可能であり、今回のケースでも短期間での改善がみられました。

患者様の声💬

「マッサージがとても気持ちよく、痛みが和らぎました。腫れも引いて日常生活が楽になりました。」

内部リンク

👉 膝の痛みに関する施術例(症例集)

外部リンク(表示確認済)

👉 JCHO東京山手メディカルセンター:腸脛靭帯炎(ランナー膝)

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