📝【症例報告】サッカーによる膝の靱帯損傷|20代男性の症例
🔶 主訴:膝の前面の痛み、腫れ
20代男性の患者様が来院されました。社会人サッカーを定期的に楽しんでいる方で、試合中に急な切り返し動作をした直後、右膝に強い痛みと腫れが生じ、歩行にも支障が出たとのことです。
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屈伸時に痛みが強く、膝の動きがぎこちない
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階段昇降時に不安定感あり
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腫れと熱感を伴う状態
🧠 膝の靱帯損傷とは?
膝関節には4つの主要な靱帯が存在します:
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前十字靱帯(ACL)
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後十字靱帯(PCL)
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内側側副靱帯(MCL)
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外側側副靱帯(LCL)
特にサッカーなどの切り返しやジャンプ動作では、ACLやMCLに強い負荷がかかり、部分的損傷や伸展が起こることがあります。
本症例では、整形外科での初期診断により「MCLの部分損傷疑い」との所見を受け、保存療法を目的として当院にて施術を開始しました。
🧑⚕️ 当院の施術内容
✅ 手技療法
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大腿四頭筋・内転筋群・ハムストリングスへの緊張緩和操作
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関節周囲の組織をゆるめ、可動性を確保
✅ ストレッチ
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痛みのない範囲で太もも・ふくらはぎのストレッチを実施
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拮抗筋バランスの再構築を目的に軽い動作療法も導入
✅ 生活習慣のアドバイス
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サポーター使用の指導
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練習・試合後のアイシングと回復期間の調整
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急激な再開のリスクについて丁寧に説明
📈 施術の経過と結果
回数 | 経過内容 |
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初回 | 手技療法とアイシング指導で痛みと腫れが軽減。 |
2回目 | 屈伸運動の可動域が改善し、歩行が安定。 |
4回目 | 腫れが消失し、軽いジョギングを開始。 |
6回目 | 練習復帰、再発なし。日常生活も問題なし。 |
🗣️ 患者様の声
「手技療法がとても効果的で、痛みがすぐにおさまりました。
サッカーを再開できて嬉しいです。」
💡 自宅でできるセルフケア
✅ 軽い屈伸と壁スクワット
✅ 太もも〜膝裏のストレッチ(10〜15秒×3セット)
✅ 練習後のアイシング(15分程度)