症例報告【足底筋膜炎】

皆さんこんにちは。
焼津市にある、やいま整骨院です。

症例報告をさせていただきます。

50代 女性
10年前ほど前に病院で足底筋膜炎と診断されてから定期的に痛みが出現する。

【解説】
足底筋膜炎は、足の裏にある「足底筋膜」が炎症を起こし、かかとや足裏に痛みが生じる状態です。
長時間の立ち仕事や、急に運動量が増えたとき、または不適切な靴を履いていることなどが原因で発症することがあります。

【主な症状】
かかとや足裏の痛み:特に朝起きたときや長時間の歩行後に強くなります。
足を動かすと痛みが広がる。
治療方法
足底筋膜炎の治療では、炎症を抑え、痛みを軽減し、筋膜の柔軟性を回復させることが重要です。

【治療法】
・安静
足にかかる負担を減らし、足底筋膜を休めます。

・アイシング
炎症を抑えるために、かかとや足裏を冷やすアイシングを行います。

・手技療法
足底筋膜や周囲の筋肉をほぐし、緊張を緩和させます。また、足首やふくらはぎの筋肉の調整も行います。

・電気療法・温熱療法
血流を促進し、筋肉の緊張を和らげるために電気治療や温熱療法を使用します。

・テーピングやサポーター
足底筋膜を保護し、負担を軽減するためにテーピングやサポーターを使うことがあります。

・インソールの調整
インソールを使用して足底筋膜の負担を軽減し、痛みの再発を防ぎます。

【通院回数】
足底筋膜炎の治療期間は、症状の程度や個人差によって異なりますが、
週に2~3回の通院が一般的です。2~3ヶ月程度の通院で症状の改善が見込まれますが、早期に治療を開始することで短期間で回復することもあります。

【予防ストレッチ】
足底筋膜炎の予防や再発防止のためのストレッチは効果的です。

・ふくらはぎのストレッチ
壁に手をついて、片足を後ろに伸ばし、かかとを床につけたまま前の膝を曲げます。
ふくらはぎが伸びるのを感じながら、20~30秒キープします。

・足底筋膜のストレッチ
椅子に座り、痛みのある足のつま先を手でつかみ、足の指を反らせます。
足裏の筋膜が伸びるのを感じながら、20~30秒キープします。

・タオルストレッチ
座った状態で、タオルを足の裏にかけ、両端を持ちます。
タオルを手前に引っ張りながら、足の裏とふくらはぎの筋肉を伸ばします。
これらのストレッチを日常的に行うことで、足底筋膜の柔軟性が向上し、再発を防ぐことができます。

やいま整骨院では足底筋膜炎など、足の痛みでお悩みの患者様も多く来院されています。
お悩みがございましたら、ぜひ当院へ足をお運びください。ご来院お待ちしております。

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